SAKU
English / 日本語
30.0×30.0×30.0cm, SOUND+MIXED MEDIA, 2017.
Exhibited at W+K+, Japan
2017/2/23 - 2017/3/1
この作品は12台のスピーカーユニットが搭載された直径30cmの白い球体とスポットライトからなる音響彫刻作品である。それぞれのスピーカーユニットから独立した音が出力され、月の満ち欠けのように、鑑賞者の位置によって多面的な音像が立ち上る。
月が明るく輝く面では”明”を象徴した音が、対して影となる部分では”暗”を象徴した音が響く。中間部分ではその双方が調和して響く。立体的かつ、聴取者の立ち位置に応じた能動的な聴取が可能になる。
太古から、月の満ち欠けはインスピレーションの源となっている。人々は満ち欠けの形に名前をつけ、様々な意味を見出してきた。この作品は満ち欠けする月のように、多面的な音像を立ちのぼらせることで、鑑賞者に様々なインスピレーションを与える。